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社会不安障害(SAD)について
社会不安障害(SAD)とは
社会不安障害とは、社会的な場面で、過度の緊張や不安を感じてしまう病気です。
SAD(Social Anxiety Disorder)とも呼ばれています。
人前で話したり、初対面の人に会ったり、注目を浴びるような場面では、誰でも最初は緊張するものですが、多くの人は時間が経つにつれて、次第にその緊張に慣れてきます。しかし、社会不安障害(SAD)の人は、なかなその緊張に慣れることが出来ず、その恐怖感は日常の生活に支障が出るほど深刻になることもあります。
社会不安障害は単なる性格の問題ではなく、脳内にある神経伝達物質の異常が大きく関係している病気です。しかし、社会的に認知度が低い病気なため、自分が社会不安障害であることに気付かずに、単なる「あがり症」と思い込み苦しんでいる人も多くいます。
しかし現在、社会不安障害の傾向があると考えられる人は、10人に1〜2人の割合にのぼると言われています。社会不安障害は、決して珍しい病気ではないのです。
社会不安障害(SAD)の症状チェック
以下の項目で、当てはまるものにチェックを入れてみてください。
□ 他人の視線が異常に気になる
□ 人と会う前に何日も何週間も悩む。
□ 人前で話すような状況や人の集まる場を避けることが多い。
□ 知り合いとレストランなどで食事をしようとすると、強い不安や緊張を感じる。
□ 電話に出る・電話をかけることに強い不安・緊張を感じる。
□ 緊張すると異常なほど、汗が止まらなくなる。
□ 人と話したくても、恥をかいてしまうことが怖くて話せない。
□ 知らない人と一緒にいると、吐き気がしたり、震えたり、顔が赤くなったりする。
□ 人前で文字を書くときに手が震え、不安・緊張を感じる。
□ 人前で失敗してしまうことや、誰かに見られ評価されることがとても怖い。
多数当てはまる方は、社会不安障害(SAD)の可能性があります。
社会不安障害(SAD)の治療法
社会不安障害の治療法としては、薬物療法と認知行動療法があります。一般的には薬物療法のみで治療は行われますが、薬物療法と認知行動療法を組み合わせることもあります。
薬物療法では、抗不安薬や過度の緊張をやわらげる薬などを服用してゆき、徐々に過度な不安感や緊張感をやわらげていきます。
認知行動療法では、医師の指導の下で、対人関係の練習や、不安・緊張を感じる場面を想定したトレーニングなどを行い、徐々にそうした状況に慣れてゆくことを目指します。
社会不安障害(SAD)は「気持ちの持ち方」だけでは治りにくい病気です。少しでも疑いを感じたり、悩んでいるのであれば、早めに専門医の診療を受けてみましょう。
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